Blog - ランボー的

出発・続き

ふと、「空気が読めない人」から、出発(Départ)の空気(air)を思い出した。あの時は選挙で、自民党が政権に返り咲いた時だった。ぼくは一人で幼稚園まで投票に行った。投票所は、あまり人が居なかった。誰に入れたかはもう忘れたが、自民党が復活しないように投票した。自民党が圧勝し、安倍晋三が総裁となり、首相に返り咲いた。「鬱苦しい日本」の始まりだった。安倍 + 黒田が言ったアベノミクスが始まった。ぼくはアベノミクスには反対だったし、もちろんNISAにも興味を持たなかった。その頃、知合いの、年上の小企業の社長と,角川の文学賞を受賞した友人が、これからアベノミクスで景気が良くなると言ったのが、忘れられない。社長は消息不明、友人は多分、被曝が原因で死亡した。

さて、空気が読めないは、空気を読まないに、やがて、自分以下と思う者はソクタン,ソンタク、タンソクさせることになった。国民は損托させられるが、上が儲かれば・・・ これが日本の空気(air)、メディアの空気(air)なのだろう。

Parolemerde2001
2019年8月16日

-----------

出発

見飽きた。あの幻はあらゆる空気に見つかった。
聞き飽きた。町のざわめき、夜も、昼も、いつも。
知り飽きた。人生の停滞。 ― おお、「ざわめき」と「幻」だ!
新しい情愛と新しい騒音(bruit)の中へ、出発!

翻訳:2001年7月1日、2007年9月26日、2019年8月16日更新
第4行の「新しい愛情と新しい音の中へ、出発!」を
「新しい情愛と新しい騒音の中へ、出発!」に替えました。

◀ 前  index  次 ▶

© KunioMonji.com - 利用規約 - プライバシーポリシー